仙台市、福島県いわき市の防災行政を調査

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防災対策特別委員会の行政視察で、7月16日から18日まで仙台市、いわき市を訪問し、それぞれ災害時における受援計画・応援計画の策定状況、東日本大震災からの漁港・港湾施設の復旧・復興の取り組みについてお話を伺いました。

災害が起きた自治体を支援する応援計画については、法の改正や熊本地震をきっかけに策定が進み、今年の能登半島地震においても応援計画にもとづく対応が現在も継続しているとのことでした。災害時は罹災証明の発行や保健、医療など、その自治体の職員だけではカバーしきれない業務量が発生するため、まわりの自治体から協力をうけますが、その支援がスムーズに受け入れられる体制や仕組みが必要で、防災訓練でも、そうしたことを想定した訓練が行われていました。

応援計画と受援計画は別々のものですが、それぞれの実践を通して見直しにつなげていることや避難所ごとに運営マニュアルそった訓練も行われ、日頃から職員と地域住民が協力、役割分担して避難所を運営する関係づくりの構築にも力を入れているのが印象的でした。長崎市においても、実際の災害や避難時に役立てられる準備を強めるよう求めていきたいと思います。

初日には、仙台市の震災遺構・荒浜小学校を見学し、当時校長として震災を経験した川村先生から当時の様子をくわしく伺いました。仙台市唯一の海水浴場がちかくにあり、今回の見学が14年ぶりの海開きのすぐあとだったので、とても歓迎していただき、ありがたかったです。

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