仁田佐古小の建設場所を巡る市の虚偽説明に関する申し入れに同席

活動

昨日、暮らしと地域を考える市民の会(吉田省三代表)が市教委におこなった申し入れに同席しました。

仁田佐古小の新校舎は現在、日本最初の西洋式病院であった小島養生所などの遺跡が出土した旧佐古小跡に建設が進められていますが、その佐古小学校と仁田小学校の統廃合を協議する、市教委と地域の最初の話し合いの場で、市教委は耐震化した旧佐古小の耐震数値を耐震化まえの数値で資料をつくり、住民に説明をしていました。

この間の議会の審議などで、市は新校舎は佐古小に建てるという方針をもって、地域との協議にはいっていたことが明らかになっています。市の方針に沿うように、住民の協議をもっていくために、虚偽のデータをつかって、佐古小のほうが安全性が劣る、早く解体しないといけないと住民に思わせたのではないか。

この協議の際、住民から、耐震化したはずの佐古小のほうが仁田より数値が悪いのはおかしいのではないかとの意見がだされたといいますが、他の参加者から市教委がデータを間違うはずがないとの意見でだされ、問題にならなかったといいます。

このときの議事録は、つくっていないという理由で、明らかにされていません。この日の申し入れでは、そんなはずはないと議事録の公開も求めました。

申し入れについてのNHKの報道です。

長崎市内の2つの小学校の統合を検討するため6年前に開かれた地元住民との懇話会で、長崎市が校舎の耐震データについて誤ったデータを提供したとして、市民団体が事実の確認と謝罪を求め申し入れをしました。

申し入れをしたのは、市民や労働組合のメンバーで作る「くらしと地域を考える長崎市民の会」の代表ら11人です。

申し入れでは、旧・仁田小学校と旧・佐古小学校の統合を検討するために6年前に開かれた住民との懇話会で、佐古小学校の校舎は耐震工事が終わっていたにもかかわらず、工事前の耐震データを資料に示していたなどとして、事実を確認するとともに謝罪するよう求めています。

申し入れで吉田省三代表は「誤った情報を住民に出し、意図的に佐古小学校の旧校舎を取り壊そうとした」と述べました。

学校統合をめぐっては、佐古小学校の跡地に新たに仁田佐古小学校が建てられることになり、耐震化工事が行われていた校舎は強度が足りないなどとして取り壊され、ことし12月に新たな校舎が完成します。

このため、別の市民団体が、旧校舎の耐震工事は無駄だったとして、工事や校舎の解体にかかる費用の返還を長崎市長に求めて裁判を起こしています。

申し入れ書を受け取った長崎市教育委員会の西原政彦施設課長は「この件については裁判の中で事実を明らかにしたい。要望については、上司に報告し協議する」と述べました。

コメント

  1. 秋山 宏司 より:

    建設中の仁田佐古小学校付近の住民です。長崎市の対応に苦慮しています。
    いいアドバイスをお願いいたします。

    • favorite0527 中西敦信 より:

      秋山さん、コメントありがとうございます。
      そうなんですね。詳しく教えてください。
      よろしければ、mail@nakanishiblog.com までメールいただければと思います。

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