「すべてのバス停にベンチをおいてほしい」

blog

いま、福岡市や熊本市では、すべてのバス停や広い歩道を対象にベンチを設置する取り組みが進んでいます。 先日開いた市内北部での議会報告会で「以前はバス停にベンチがあったが、撤去されて、困っている」と声が寄せられ、長崎市やバス事業者に対してベンチの設置を要望しました。

長崎市の「長崎市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する条例」では、「乗合自動車停留所には、ベンチ及びその上屋を設けるものとする。ただし、それらの機能を代替する施設が既に存する場合又は地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、この限りでない」とあり、バス停にはベンチと上屋は設けるものとされています。一方で、歩道が狭くベンチを置くと車イスでの通行ができないなどの場合は、ベンチや上屋は設けなくてもよいため、市内の多くのバス停でベンチや上屋がない状況です。

福岡市や熊本市では、この「やむを得ない場合」を解消するために、歩道の拡張や民有地の協力を得るなど、どうすればベンチのあるバス停が広げられるのか、一歩進んだ取り組みをしています。

バス待ち環境の改善を

いまダイヤ改正による減便で、「バスが時間どおりに来ないことが増えた」、「乗れたと思ったら満席で座れない」という声が上がっています。

バス停だけでなく、広い歩道にもベンチを置く取り組みも広がっています。長崎市内でも、浦上川線の歩道にベンチ設置の声が上がっています。

年々高齢化がすすみ、気候危機への対応からも公共交通機関の利用が叫ばれる中、ベンチを増やして、高齢者や障がい者にやさしいまちづくりを長崎市でも進めていくよう働きかけていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました