特別委員会 JR長崎駅、浦上駅の現状と課題を調査 

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28日、長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員会が開かれ、「在来線駅舎開業後の長崎駅の現状と課題」について調査をしました。(上のイメージ図は、JR長崎駅西口)

JR長崎駅の現況を調査し、電車に乗車し、浦上駅でおり、浦上駅の状況を調査。それぞれの場所で、長崎市と長崎県の担当部局から現状の説明を受け、議会棟にもどり、主に県と質疑を交わしました。

左がJR長崎駅の現状です。新しい駅の改札は、旧改札から比べると、タクシーやバス、路面電車の乗り場から350m遠くなっています。

新しくできた西口駅前から大浦天主堂や平和公園など観光地向けのバスが1時間2本でていましたが、コロナの関係でいまは休止になっていました。

委員会資料はこちら

下の資料が今後の計画で、東口駅前広場、新駅ビルと東口駅前広場のあいだの東西軸、多目的広場などが整備されていくことになります。

完成したとしても、改札口からバス停、電停までの距離が遠く不便、バス停が分散し、観光客にとってわかりにくい、いまの駅前商店街と液の距離が遠く連携に支障が生じるなどの課題があるとされています。

そのため、国土交通省から国も関わることで、県や市、交通関係者での話し合いではクリアできなかった問題も解決できるかもしれないとの提案があり、昨年から「長崎市中心部の交通結節等検討会議」がもたれ、協議が行われています。

特別委員会のなかで、改めて県より現在の協議状況の報告がなされ、大黒町側にバスターミナルを整備し、デッキで長崎駅側と接続する案が現在、有力との説明がありました(下の資料)。

しかし、実際に採用になるかは今後の協議次第で、もし採用され、計画が事業化されたとして、完成まで約10年はかかるとの見解が示されました。改めて、新しい長崎駅が抱えることになる交通結節の課題の大きさを認識したところです。

連続立体交差でまちの東西の流れがスムーズになってよかったと言える反面、新駅舎が浦上川側に約300m移動することで、それ伴う不便さの解消にまた大きな再整備が必要となり、その完成までの長期間にわたって、課題と共存することとなりそうです。

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