先月の衆議院選挙の結果、憲法を変えようという勢力は改憲発議に必要な3分の2の議席を下回りました。石破首相は自らの任期中に改憲をすると言っていましたが、国民はそれを許さない審判を下しました。
新しい国会には、憲法改悪をさせないというだけにとどまらず、憲法にもとづく政治を進めることが求められます。選択的夫婦別姓のための民法改正や企業団体献金の禁止、さらには政党助成金の廃止、学費が引き下がるよう大学への交付金予算の増額など、日本共産党は政治を前に進める立場でがんばります。
戦力不保持、戦争放棄を謳った憲法9条との関係では、安倍政権以降の自民党政治のもと、集団的自衛権の行使容認、安保法制の制定、敵基地攻撃能力の保有と「戦争する国づくり」がすすめられ、総選挙の期間中には、敵基地攻撃をしたあとに相手から反撃を受けた想定で日米共同統合演習(実働演習)まで行われました。ここまで憲法とかけはなれてしまった政治をただすために、声を広げて行きましょう。
国際ジャーナリスト・伊藤千尋さんの講演会
11月3日、日本国憲法が公布された日です。この日は、憲法9条の会世話人の伊藤千尋さんの講演会に参加しました。9条の碑建立実行委員会の主催です。とても素晴らしい内容で、聞き取りやすく、理解しやすいお話でした。途中までしかおれず、残念でした。でも、少しでもお話を聞けてよかったです。
伊藤さんは、GDPに対する軍事費4.5%などイスラエルの軍事国家ぶりをあばき、日本も軍事国家に近づきつつあると警鐘。各地を取材するなかでたびたび「日本もアメリカに対して原爆を落とせばよい」と言われたが、日本人はそうは思わない。それは憲法9条が染みついてるから。憎しみの連鎖を断つ力を9条はもっていると述べられました。
原爆被害の教訓から生み出された憲法9条。平和公園への建立がとても楽しみです。
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