手づくり調理にこだわった給食センター 市議会常任委員会で先進地の視察を行いました

活動

市議会教育厚生委員会の行政視察が7月31日から8月2日まであり、東京都立川市、長野県松本市などの先進的な取り組みを学びました。東京の立川市では、小学校給食の共同調理場、子ども子育て施設の2カ所の現地視察を行いました。

立川市の学校給食は、小学校のみで、市内半分の学校が自校方式で、残り半分を共同調理場で約6,000食の提供がなされており、手づくりの調理や食育に力を入れていること、給食残渣の堆肥化でも、悪臭はほとんどでていないことなど説明を受けました。

給食センターの工場のなかに、教育委員会の担当課が配置されていて、食材が納品され、調理されていく行程の一つ一つを詳しく案内していただき、一番遠くの学校までの距離は配送車で20分、アレルギー対応食の配送や配膳方法、食器に専用磁器を使うなど、大型給食センターのイメージを一定持つことはできました。

長崎市が整備する給食センターはやはり課題山積

2年前に、この給食センターで提供された給食を食べた約1000人の子どもがノロウイルスにかかる集団食中毒が発生したことから、その安全対策についても、説明がありました。発生源がキザミノリで大阪の加工企業に原因があったとのことですが、1日約6000食つくる大型給食センターだと、食中毒のリスクが高くなり、被害が大きく広がるのは否めません。

長崎市が豊洋台につくろうとしている大型給食センターは立地、配送、食育、食中毒対応など問題は山積だと改めて感じたところです。

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