9月市議会 インボイス制度の実施延期を求める請願は不採択 応能負担の原則にそって大企業や富裕層への優遇税制を正せ!

2023年9月定例会

20日、長崎市議会9月定例会の最終本会議が開かれ、補正予算案や条例案などの採決が行われました。私が紹介議員となった請願「消費税インボイス制度の実施延期を国に求める請願」(請願人=長崎民主商工会:徳永隆行会長)は、賛成4(日本共産党市議団2、社民党所属2)で不採択でした。 賛否の態度はこちらをご覧ください。

10月から制度が導入されるインボイスは、これまで消費税が非課税とされた年間売上が1千万円未満の事業者にも消費税課税業者となるよう迫るもので、財務省の試算でも2,480億円の増収になり、全国161万の小規模事業者が新たに年15.4万円の消費税負担を負うことになります。財務省の試算は過小で、専門家のなかには1兆円の増税になるとの指摘もあります。

制度実施をまえに、声優や漫画家、フリーライターといったフリーランスの方々が声をあげ、ストップ!インボイスのネット署名は50万筆を超えました。  日本商工会議所は今年度の「税制改正に関する意見」のなかで、「インボイス制度が導入された場合、免税事業者(焼く500万者)が取引から排除されたり、不当な値下げ圧力等を受けたりする懸念があることに加え、発行する請求書の様式変更、システムの入替・改修、受け取った請求書等に登録番号があるかの確認」などがあるとして、「事業者にとって多大な負担が生じる」と「制度導入後の混乱が避けられない場合は、制度の導入時期を延期すべきである」としています。

政府は、3年間の間は税負担や事務負担を軽減する措置をとるとしていますが、問題は解消されません。制度の中止を求めて、力を合わせましょう。

「インボイス延期」請願の審査について、総務委員長が謝罪

総務委員会で請願を審査したさい、審査日時を前倒しし変更したことが請願人に伝わっておらず、委員会を傍聴することができませんでした。本会議でこのことを質問された竹田雄亮委員長は、「調整不足があった、申し訳ございません」と謝罪しました。

引き続き、市民に開かれた議会運営を強く求めていきます。

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