【使用料・手数料の見直し】年齢による減免は廃止ではなく、存続を

blog

長崎市はいま、使用料・手数料の見直しを検討しています。今年の9月議会で関連条例を改正し、来年度からの実施を予定しています。さきの2月市議会では、見直し方針の案が示されました。見直しの背景として、1992年以降、消費税の転嫁を除き、改定を行っておらず、施設運営費と使用料等の差がこの15年間で約28億円から約45億円へと1.6倍に広がり、施設を使用していない人の負担が増加していることを挙げています。

それぞれの施設ごとに、民間によるサービス提供度と市民生活上の必要性の角度から受益者負担率を設定し、使用料算定の結果、急激な値上げとなる場合、引き上げ幅を最大2倍までとする緩和措置をとるとしています。

使用料の減免についても見直し、減免は例外的な取り扱いとし、年齢による減免はその目的が薄れているとして廃止される方向性が示されています。

子どもや高齢者の減免は存続するべき

総務委員会で、私は「60歳以上の市民に交付しているいきいきカード(老人福祉カード)の取り扱いはどうなるのか。高齢者への減免をなくすことは認められない」と質問、要望しました。

担当課長から「所管と協議していくこととなる」と答弁がありましたが、いきいきカードで無料(半額)に利用できる施設は原爆資料館、グラバー園、ロープウェイ(半額)、稲佐山スロープカー(半額)、ペンギン水族館、出島史料館、科学館、シーボルト記念館、遠藤周作文学館、端島見学施設など21施設あります。

いきいきカードはこの3年でも約1万件発行されています。高齢者減免の存続を求める世論を広げて行きましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました