【9月市議会】使用料・手数料の引き上げ関連の議案が上程されます

2025年9月定例会

議会運営委員会が8月29日に開かれ、9月定例会の会期日程を協議しました。9月市議会は9月5日から始まり、最終本会議は9月29日の予定です。あわせて、長崎市の担当者から上程議案の説明がありました。議案は97件にのぼり、使用料・手数料の見直しに関わっての条例改正案が多くを占めています。

今回見直し対象となる施設数は174施設あり、そのほとんどで施設を利用する際に収める使用料が値上げとなります。それは「受益者負担の原則」での見直しをするためで、施設の運営費(維持管理費や人件費)は基本的に利用者に負担してもらうという考えでの見直しだからです。

たとえば滑石地区ふれあいセンターの第1研修室Aは現行料金313円ですが、今回の「受益者負担の原則」で計算すると4,446円となります。激変緩和措置があるため460円ですみますが、今後5年ごとに引き上げられる可能性があります。

空調設備代も460円に含まれることになるので、つぎの5年間はいままでの負担と季節によっては変わらない場合もあるかもしれませんが、「受益者負担の原則」での料金計算は乱暴すぎると言わざるをえません。

老人福祉カード(いきいきカード)による利用減免も廃止に

グラバー園(620円→1,300円)やロープウェイ(1,250円→1,900円)など観光施設は大幅な値上げとなります。しかも今回、条例の施行規則を見直して、60歳以上の市民に交付される老人福祉カード(いきいきカード)を掲示しての利用減免をなくすとしています。

市は介護予防の観点で高齢者減免を定めてきたが介護保険の事業で介護予防は実施するという考えで整理したと言いますが、九州の各都市をみても年齢減免を実施している自治体がほとんどです。年齢による減免を廃止することは、高齢者福祉の後退であり、継続を求めていきます。

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