平和祈念式典に参列 核廃絶の思いを新たに

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9日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が開かれました。台風6号の接近により主催者(長崎市)のみのよる式典で、場所も平和祈念式典からサブ会場であった出島メッセ長崎に変更され、60年ぶりの屋内での開催でした。

参列は、被爆者代表と市長、市議会議長ら42名で、私も市議の一人として黙祷と献花を捧げました。鈴木市長は、平和宣言を力強く読み上げ、核保有国らに対して核抑止からの脱却と核兵器禁止条約への参加を求めました。被爆者が体験を語り継いできたことが、核兵器の使用を許さなかった「核抑止」であり、人類の遺産と言えると被爆の実相を直視することの大事さを訴えました。

長崎平和宣言はこちらです。

岸田首相は、核兵器禁止条約にも核不拡散条約第6条にも触れず、核兵器のない世界にむけて日本の使命をはたすとの言葉がむなしく聞こえ、残念でした。

被爆者代表の工藤武子さんが「平和への誓い」で、被爆の惨禍や戦争の大変さを二度と繰り返してはならないと平和をつないでいく決意を述べられました。国連事務総長のメッセージも、核兵器の使用を二度と許さないとする強い思いが込められたもので、感動的でした。

市長も知事も、被爆体験者の救済を国に訴えました。今月予定されている被爆者団体との懇談で首相が長崎の被爆体験者の救済にむけて踏み込んだ発言があるか注目されます。

「核抑止」脱却の決断を/被爆78年長崎市平和記念式典/「平和宣言」で市長迫る(しんぶん赤旗2023年8月10日付)

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