1月長崎市議会・特別委員会 新幹線(長崎ー武雄温泉)1分短縮に221億…

2020年11月定例会

14日、長崎市議会11月定例会・特別委員会の総括質疑が行われました。

私が所属する長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員会では、長崎駅周辺の交通渋滞対策や長崎駅周辺の歩行者支援対策、長崎駅周辺のバス停の再整備、バスターミナルの再整備など11テーマ28項目の質疑を交わしました。私からも5点、質問項目を提出し、長崎市の取り組みや検討状況を質しました。

交通結節機能の「強化」に関わって、新幹線開業とリレー方式の固定化についてとして、長崎から武雄温泉間のみの新幹線で武雄温泉で乗り換えて博多にむかう対面乗り換え方式が解消される見通しはないのではないかと質問しました。

長崎市の芝長崎駅周辺再整備室長は「2022年秋頃の新幹線開業時は、長崎・武雄温泉間を新幹線が走行し、武雄温泉駅で在来線特急に乗り換える、リレー方式となるが、その状況が解消されるのは全線フル規格での整備が完了する時点と考える。長崎県、沿線市と連携を図りながら、佐賀県関係者の理解を得るような取り組みを行う。国に対して早期実現を図るよう働きかけたいと考えている」と答弁しました。私は、武雄温泉・博多間のフル規格整備は国交省の案では工期12年事業費5,300億とされ、すでに長崎・武雄温泉間で事業費はどうなっているのかと質問下のに対して。芝室長は事業費約6,200億円、時間短縮は28分と回答。

私は再度、フリーゲージという未開発の技術を前提に進め、市民・県民の「新幹線はいらない」という声に背を向けてきた結果が、博多まで乗り換えなしではいけない66キロだけ走る新幹線。1分短縮に221億もかけるのであれば、長崎本線の改良などほかの手法があったのではないかと指摘し、まったく見通しのたたない全線フル規格は見直すべきと求めました。

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