6月市議会・一般質問 性暴力訴訟
長崎市は被害者に対して心からの謝罪を

2022年6月定例会

長崎市議会6月定例会の本会議一般質問で取り上げたなかで、性暴力訴訟の判決を受けた対応の質疑を報告します。

○性暴力訴訟の判決をうけた対応

中西「長崎市の幹部から取材中に性的暴行を受け、さらに市の誤った対応で二次被害にさらされた女性記者が損害賠償と謝罪を求めた訴訟で、長崎地裁は5月30日、市に賠償を命じる原告勝訴の判決を言い渡した。判決は、性暴力は幹部の職務に関連したものだったと述べた。二次被害を防止する義務を怠った市の責任も認定した」

「日本共産党は、新聞労連より『性暴力被害者の早期の人権救済・名誉回復に関する要請』をうけた2019年以降毎年、長崎市に対する政策要求のなかで、当時の市幹部職員による性暴力の被害者救済を図るよう求めてきた。市長は7日、控訴を断念し、『判決を真摯に受け入れる必要がある』『原告にお会いして、心から謝罪させていただきたい』と述べたが、裁判のなかで長崎市が『女性が適切に対応していれば容易に回避できた』などと主張しており、性暴力に対する認識を改め、本当に判決に真摯に向き合った結果の判断なのか」

田上市長「今回の判決は、主張を尽くしたうえでの判決であり、真摯に受け止めている。心から謝罪したい。事案発生時に対応するための体制や仕組みをさらに充実させたい」

性暴力に対する認識が暴力を許す土壌につながる

中西「心からの謝罪というなら、暴力を受けた被害者にも責任があると裁判のなかで主張したことは、判決を受け入れた以上、間違いだったと撤回したうえで謝罪する必要があるのではないか」

田上市長「過失相殺の主張は、必要なことだった。謝罪する際には、私の思いを伝えて、謝罪したい」

この他、再発防止策について、原告の意見を踏まえたものにするよう求めました。

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