【原爆資料館】歴史認識の展示は現行水準を維持すべき

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長崎原爆資料館の運営審議会が3月30日にあり、展示更新の実施設計について最終の協議を行いました。被爆50周年にいまの資料館が設立されて以来はじめての大規模な展示更新です。すでに、基本計画、基本設計を経て、3月31日に実施設計が策定されました。今年の秋から工事施工が始まります。

いまの展示には、原爆投下に至る歴史を示すコーナーで、戦前の日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配を紹介するビデオ動画があり、年表には「1937年 南京占領 大虐殺事件、おこる」と表記されています。

この間、実施設計の協議のなかで、事務局の長崎市平和推進課から、歴史教科書を参考に、新たな展示解説パネルの表記では「南京事件」の表現とすること、侵略ではなく進出という表現を用いるという説明があり、審議会では私も含めて「虐殺という説明は注釈で残すべき」「侵略という言葉を使うべき」との意見が出されています。一方、審議会のなかには、「南京大虐殺は中国によるでっちあげ」「日本の戦争はアジア解放のための戦争」などと歴史修正主義の立場で意見を繰り返す委員もおり、たびたび紛糾しています。(画像はNIBのニュースより)

今年8月に最終的な解説パネル(展示説明文)を決定

つぎの運営審議会は5月に予定されており、そこで展示の解説パネルについて協議をします。県外、国外から資料館を訪れた方々から、原爆投下に足る歴史の展示は重要だとの声があがっており、今回の展示更新で歴史認識の展示が後退することのないよう求めていきます。

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