市議会は6月議会が開かれています。26日の本会議一般質問で日本共産党市議団の大石ふみき市議が代表質問を行いました。60分の質問で9項目を取り上げましたが、主な質疑をお知らせします。
○学校給食の無償化 市長「市長会で国に要望する」
大石市議は「市長が公約に掲げていた学校給食の無償化については、施政方針では第二子保育料の無償化とともに国に求めると述べるにとどまりました。人口減少対策を重点施策に掲げる市長にとって、トーンダウンした感が否めない。市が独自にスピード感を持って行うという喫緊の課題という認識はないか」と質問したのに対して、鈴木市長は「給食費の無償化は、保護者の経済的負担の軽減に繋がる。どこの自治体に住んでも等しく支援?が大事で、市長会を通して国に実現を求めていく」と応じました。
学校給食の無償化について、これまで党市議団は繰り返し一般質問で求めてきました。私も今年2月の一般質問で取り上げた時、教育長は優先すべき課題があるなどとして給食費の無償化を国に要望することさえ背を向けていましたが、今回教育委員会としてもあらゆる機会に国に要望するとの姿勢を示しました。
○こども医療費 長崎市「高校生世代の現物給付化、必要」
今年度から対象となった高校生世代の医療費助成について、大石市議が「中学生までと同様に現物給付にすべき」と求めたことに対して、藤田ことも部長は「年齢で違いがあるのは不適切と言えるので、3年の施行期間を待たずに早期に現物給付となるよう県に働きかけていく」との答弁がありました。1回800円月1,600円の窓口一部負担をなくして医療費ゼロにすることについては、国に対して要望するとの回答でした。
他にも、新たな文化施設の整備についてやイノシシ対策、公共交通の充実などを取り上げました。
統一地方選を経ての最初の定例会ですが、市民の声が行政を動かしていることを実感しています。引き続き、市民要求の実現に力を尽くします。
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